2006年デ・ナシオン(レディース)

フランスにて

  9月30日

朝起きた時はまだ暗いんだけど、今朝はフランスに来てから見たことなかった星が輝いています。会場に着いて夜が明けると、見事な秋晴れ。これまでは晴れても遠くに暗い雲があったけど、今日はどこにも見当たりません。ライダーたちも「今日こそ雨、大丈夫そうだね」と話します。遅れていた史君のバイクも昨夜ヤマハのメカニックの人が半徹夜で仕上げてくれました。これで当面の心配事はすべて解決です。(でも用心のため僕は簡易カッバと雨カバーは準備)
こうして女子デナシオンは始まりました。

 

写真でバイクの前にキツネの縫いぐるみ付けているのは、イギリスのドンナ・フォックス(左下)
晴天だったのに、スタートして第3セクションに行った辺りからパラパラ雨が降り出して、おっとあれは雷鳴か?
雨は滝のように降り、しかも昨日までは一時間くらいで上がっていたのに、そのままゴールまで4時間激しく降り続けました。
 
           
  カメラはそれでも頑張っていたんだけど、やっばりレンズが曇りはじめたので、新型にチェンジ。ところがこの新型のほうがあっという間に曇ってしまいました。仕方なくカメラを元に戻し、ワイドレンズを外すと視界が回復したので、なんとか撮り続けます。でもまたまた曇り始めたので、思い切って雨カバーを外し、傘をさす作戦に。
これがよかったようで、このあとはあまり大きなトラブルもなく撮り終える事が出来ました。曇り始めるとふーふー吹いて新鮮な空気を送りこんで回避するという頼りない状態でしたけど。
                           
肝心の試合ですが、1ラップ目は1位スペイン32点、2位イギリス36点、3位日本37点、4位フランス38位、5位ドイツ39点という大接戦。フランスはやっぱり身贔屓判定で得をしていたようです。日本は2ラップ目に時間がなくなり、他の国が減点を減らす中苦戦。でもフランスには勝って4位に入りました。
優勝はスターはいないものの粒揃いだったイギリス(59/50)。2位は大スター、ライア一人て引っ張ったスペイン(62/38)。二人しかいないのにこの成績はすごい。3位はドイツ(67/48)でした。
以下日本(74/42)フランス(76/41)ノルウェー(91/34)アメリカ(153/20)スウェーデン(156/14)イタリア(184/6)カナダ(194/11)ポルトガル(247/1)
選手が一人しかいないので賞典外だったけど、15歳サーシャのアイルランドとオランダはポルトガルに勝っているのはすごい。
 
 
                     
  さていよいよ明日はデナシオン(男性)。
表彰式終わってかなり経ってからプレスルームに藤波がやってきた。「僕ら明日何時スタートなん?」だって。連絡行ってないのか、さすが、世界選手権。ついでに「ここなんか臭いね」と言っていたけど、そりゃ何人もの男が雨に打たれて生乾きのまま仕事しているんだから仕方ないよね(苦笑)
 
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