9月24日(月)マン島の鉄道と街並み |
||||||||||
今朝も朝から雨。時々晴れたりもするものの、降るときはザザザーと音がするほどで風も強い。今日は一日ビデオ編集に終始する事としよう。 そういえば昨年もデナシオンの取材中に首相が変わった。僕はフランスにいる時イギリス人からその事を言われ「今度の首相は右か?左か?」と聞かれたのを覚えている。まさかあれからちょうど1年でまたまた変わるとはねえ。 |
||||||||||
←映像工房クエスチョン マン島支部 | ||||||||||
夕方雨も上がったので、昨日みつけたレンタカー屋に予約を入れに。その帰りに夕食。 帰り道、海岸沿いに切り株をクロスさせて設置している所を発見。チェーンソーを振り回しているおじさんがいたので聞いてみたら、やはりデ・ナシオン用のセクションだそうだ。 |
||||||||||
マン島のトランスポーターとプロムナードを左右に走る馬車鉄道 ↑ |
||||||||||
見事なビール腹のおじさんだったが、彼もトライアルをやるとの事。選手人口のおっさん化、高齢化は万国共通なのだろうか。あああ、先行きが… |
||||||||||
バイク関係の模型屋さんには自作の金属モデルやDVDも。日本と違いちゃんとトライアルもあったが、おやまあ、スティーブ・コリーさん、こんなの出しているの?でも16.99ポンド(4200円)はちょと高いっしょ? |
||||||||||
9月25日(火)マン島の鉄道と気になってたマン島ミュージアム |
||||||||||
頭の中に響くのは、あのテーマ曲と石丸賢二郎のナレーション。今日の「世界の車窓から」は、マン島保存鉄道で島で一番高いスネフェル山まで行ってみましょう。ちゃらっちゃらちゃーちゃー♪。この番組はテレコム・ジャパンの制作でおおくりします。 夜のうちはまた雨が降っていたものの、朝になると青空が広がっていた。編集を少し進めたものの、ここでしかできない事もしておこうと観光を決意。そもそも昨日レンタカー予約に成功してから、それならもう一日早く借りて、島を1周してみてもいな、と思っていたのだ。 レンタカー屋を探しまわった経験から、街はもはや庭のようなもの(^o^) |
||||||||||
折り返し運転になる電車は、車掌がパンタグラフに着いているヒモをひっぱり、反対側に回す。昔のトロリーバスのような1本タイプのパンタグラフなんだけど、後ろに引きずるような形で電線に接触させるためだ。そういやプロムナードを走る馬車も、方向を変える時は馬を後ろから前につれてきていた。同じ非常にアナログな発想である。 | ||||||||||
|
||||||||||
まるで御簾のようなブラインド 上は板張りの天井と裸電球 |
||||||||||
電車は海岸辺の絶景を北上、右に海、左に牧場を展開しながら、きっちり30分で乗換駅、ラクシーへ。ここから登山鉄道にチェンジ。 |
||||||||||
空中の電車用電線の向こうがスネフェル山。右は安物ハンガーのようなパンタグラフ |
||||||||||
今度の車両は遊園地客車ではなく、箱詰めオンリーの1両編成。乗り込むとすでにかなり混んでいて座るのがやっと。それもなぜかお客さんはお婆ちゃんばかり。え?もしかして女性専用車両(しかもシニアのみ?)と思ってしまうぐらい。 |
||||||||||
おーい大丈夫かぁ?分解しないで頂上まで行けるのかぁ?この車両と乗ってる |
||||||||||
30分ほどで登山列車は頂上に到着した。 |
||||||||||
海の向こうに見えるイギリス本島を見て騒ぐおばかな3人組↑ |
||||||||||
徒歩で山を下りるおばかな3人組と 登山列車での下山↑ | ||||||||||
とにかく風と寒さでどうしようもないので、早々に電車に乗り込み下山。車窓からは、あの3人組が山を徒歩で降りてきているのが見えた。途中にも駅があるからそこまで歩くのだろう。バカはどの国でも元気だなあ。 乗り換え駅のラクシーまで下山して、「ラクシー・ビッグ・ホイール」なる巨大水車があるとのこと、歩いて行ってみる。登山鉄道も登りの時、これが見えるところではスピードを落としていた街の名物らしい。150年ほど前にこの街に水道を送るために作られたとのことだが、大した物ではないのに有料だったので外から映像だけ撮って駅に戻り、お昼を食べてからダグラスに戻る事にする。 |
||||||||||
ラクシー・ビッグ・ホイール 振り向くとイギリスの田舎風景が広がる |
||||||||||
で、ダグラスに戻る電車だが、おっと、13時25分発ではないか。今13時10分。逃すと次まで1時間ないので、あわててバーガーをかき込む。店にはなぜか坂本九の「上を向いて歩こう」がかかっていた。これじゃまるで高度成長期のサラリーマンの出勤だあ。 何はともあれ無事ダグラスに戻り、もうひと遊び。来た時から気になっていた、マン島ミュージアムに行ってみた。 |
||||||||||
1920年頃までのバイク。サイドバルブにディスクブレーキ?異常に大きな減速比に自転車のようなペダルのついているものも。 | ||||||||||
日本マシンの世界進出は1959年のこのホンダ37番から始まった |
||||||||||
燃えたサイドカーや傷ついたメットなど、不幸な歴史もそのまま展示。 |
||||||||||
ところであなたはだあれ?小野田さん?? |
||||||||||
マン島の歴史紹介なんか、バイクの後回しだぜ。 |
||||||||||
夕食は、博物館を探す時見つけておいたイタリアンレストラン。周りの店はみんな閉まっていたけど、ここは開いていた。おーい、メイン通りの他のレストランよお、夕方6時に店閉めるなよな。 |
||||||||||